東北自動車道

先週の土曜日、ぷちツアーへ。

金曜日夜に誘われていた数件の忘年会に、仕事が終わらず合流できなかったストレスもあり、

布団に入ってもなんだか抜け感が悪く、仮眠程度の3時間後に「北へ走り出せ！」を決意。

めちゃめちゃ勝手に「神の啓示」と思い込み、準備をはじめて一時間後（ぐずの僕にとってはかなりの早さ）には

MYナビの「高速入口です」のアナウンスが。

実は、セーブルクラッチを新展開する郡山のSHOPが先日オープンし、そのお店に行きたいという深層心理が強く、

じゃあどうせならSABLE CLUTCHスタート当初からお付き合いのある仙台のSHOP「SIXX」に遊びに行き、

そこから南下だ！　日帰りだ！　と自分の頭の中ではばっちりなプランニングだったのですが………。

 

当日は今年最低気温の大寒波。一応朝の天気予報を見て「それは日本海側だけだろう」と軽く思ってたのが大間違い。

車の外気温表示がマイナスになり、那須高原あたりから木々や山が雪化粧され、雪自体もちらつきはじめ、

福島県を横断中、ついに高速道路の路面に雪が積もるという状況に。

ナビや標識には＜福島飯坂ICで通行止め＞と出ていたけど、走り続けていると状況が変わることもあるので、

チェーン規制に冷や冷やしながらも、ノーマルタイヤで追越車線を怖いもの知らずで驀進してましたが、

その無鉄砲な度胸むなしく、ついに案内通り福島飯坂ICで高速を下ろされるハメに。

まー、通行止めは薄々わかっていたことなので諦め半分で高速を下りましたが、

そこからが僕の想像を超えた、東北のエアポケットであり、落とし穴でしたね。

 

高速道路が雪で通行止めということは、下の道も雪だらけなわけですよ。

しかも当方、バリバリのノーマルタイヤの品川ナンバー。

高速出口のETCをくぐりぬけるときに最悪最低の状況にハッと気づき、

路肩に停車しようにも積雪で、入ったら最後出て来れないと思ったので、

前車のタイヤ痕を見事にトレースしながら、雪かきがしっかりされたコンビニ探し。

結局、そんな整備された雪国パラダイスを1キロほどで見つけられたのですが、

未だ頭の中は目の前の吹雪と同じ真っ白な状態。どっと疲れが出て放心状態。

 

ほんと、すぐに頭は極寒で冷製になったのですが、

冷静になるのに缶コーヒー1本とタバコ4本（根元まで）を吸いきる時間が必要でしたね。写真を撮る余裕もなかった。

仙台のお店まであと約70キロ、時間にして1時間。とてつもない残尿感。

そんなこんなのシャバダバな「神の啓示」に振り回された土曜日前半戦、でした。→つづく。

TE-TON/こいずも